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シェーンハット トイピアノ(大型)の修理 その壱

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今月頭の『関西蚤の市』が終わり今年のイベント出展もすべて終了!

ホッとして、在庫整理など慎ましくルーティンをこなしています。

 

それとこれまた慎ましやかに、トイピアノの修理を承っています。

今回のご依頼は、シェーンハット社製のグランドピアノ型トイピアノ。

37鍵で黒鍵も音の出る、思ったより大型のトイピアノです。

 

 

シェーンハットのロゴや譜面台の装飾など、本当にきれいな状態。

脚もしっかりと作られていて、子ども用のピアノとは思えないほど重厚さがあります。

中も丁寧に微調整された跡が見られました。

恐らく20世紀ではなく、1800年後半代に作られたものではないでしょうか。

シェーンハット自体は創設1872年なのでかなり初期のものだと思います。

 

でもやはり、経年のため状態は悪いです。

症状は鍵盤が外れている、鳴らない音がある、そして胴体の底板が割れている、というものです。

 

 

 

いったん全部分解して、胴体の修理から。

 

 

胴体の部品自体も割れているのと、底板もぽっかり穴が開いちゃってるんで作り直しです。

 

 

 

割れた底板を外すときに分かったのですが、胴体のカーブの部分の素材が木ではなく、

なんと「紙」で出来てます!

 

 

底板を貼り直しても元のように釘で止めるだけじゃ弱かろうということで、補強用の角材も切って

新しいパーツをウォルナットインクで塗ります。

足を取り外せるようにして欲しいとの次いでのご依頼もあり、切断面も塗り直しします。

この後、乾けば組み立て直します。

 

 

 

 

 

 

これと並行して、発音部の修理も。

こちらはアクションが全てペロンペロンに弱ってるし、出鱈目な修理跡もあり全部作り直し。

 

 

 

 

 

グロッケン部分も緩衝材の毛糸が切れ、釘とグロッケンの間の糸も擦り切れて無くなっているので、全て外して付け直す予定。

 

 

コツコツと一つずつ製作。

 

準備は整いました!。

(続く)

 

【おまけ】

これ以前にご依頼を受けていたミシェルソンヌの部品が割れているという事でこちらも再作成。

冬はレジンが固まるのにも時間がかかりますね。

失敗したくないので4日間寝かせて取り出しました。

こちらは取り付け後、調整してお渡し予定です。

 

 

 

 

| トイピアノ関係 | 17:07 | comments(2) | - |
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    コメント
    こんにちは、初めまして。
    依頼主のsさんのとこからリンクに乗ってやってきました。
    なるほど、こんな構造になっているんですね。

    あんまり大掛かりにせず、既存のいろんなメーカーの部品などを使って2.5オクターブチェレスタを作ろうと企てています。
    こういう古いヤツやいろんなメーカーの内部が拝見できてとても勉強になりました。
    | rockzaemon | 2018/01/03 4:27 PM |
    rockzaemonサマ
    コメントありがとうございます。
    そうなんです。 
    根気よく部品を作れば新しく楽器を作れそうなくらいシンプルな構造です。
    逆にアンティークですと、外観の雰囲気を損なわずに再生するのが難しいですね。
    また覗きに来てくださいね音符
    | ENSEMBLE | 2018/01/08 3:11 PM |
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