フランスの絵本CD
10前のオープン当初は色々CDも扱っていたアンサンブルですが、時代の波は刻々と。。。
それでもやっぱりデジタルでは味わえない、「絵」と一緒に楽しむ絵本CDをアップしました。(CDはデジタルですが…)
元祖!チルドレン・ボッサの名作が絵本になって帰ってきました。
ギターやヴァイオリンの音色にあわせる子供たちの歌声はいつまでたっても色褪せませんね。
ちょっと時期には間に合いませんでしたが、ストリングの響きが何だかとても暖かい
フランスの伝統的なクリスマス・ソング集です。
おチビちゃんたちのスキャットが不思議とカッコ良いお子さまJAZZ。
アントナン・ルシャールによるコラージュの不思議な世界がフランス民謡のエスプリと
溶け込んだ何とも味わい深い1冊と1枚です。
そのほかにも、魅力的な可愛い絵本CDをご紹介していますので
ぜひサイトでじっくり見て、聞いてみてくださいね♪
「おさえま譜」使ってみました。
アコーディオン仲間の繋がりで
この商品開発者の方と出会いまして。
実際に使ってみて、これは便利!ということで
アンサンブル・ミュージックのサイトでも取り扱い
させてもらうことになりました。
ネーミングからして用途は一目瞭然!
すごく便利な 音楽雑貨もののご紹介です。
どんなに折り目を付けても、めくれてしまう楽譜ってありますよね。
「おさえま譜」はピアノ、電子ピアノ、譜面台などに取り付けて使用します。
本のページが勝手にめくれないようにバネで押さえます。
ということで、実際に使ってみました。
画像の譜面はサラベール社のサティ『ピアノ・アルバム』。
288ページもある分厚い譜面です。
[クリックで拡大]
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これだけ分厚い楽譜でもしっかりとホールドしてくれて
勝手にパラパラとならないです。
[クリックで拡大]
この商品が良いところは譜めくりができる所。
慣れれば曲の途中に、あいた手でペロンとめくって
スムーズに丸い先端に滑り込ませられます。
[クリックで拡大]
ピアノの場合、付けたまま忘れてフタを閉めても、ゴム素材なんで
傷が入ることがありません。
譜面台でも使え、特にオケや吹奏楽の方などはスコアを読むときに
役立ちそうです。
[クリックで拡大]
ポケットスコアの時も、押さえバネを長めに調節して使えます。
ちょっとしたことですが、例えば扇風機の風だったり、
吹奏楽の方などは屋外で演奏されることも多いと思います。
ペラペラめくれてしまう楽譜。
「おさえま譜」でぜひ押さえてみてくださいね♪
エディット・ピアフの古い楽譜。
フランスのみならず、日本で最も愛されている
シャンソン歌手といえば「エディット・ピアフ」。
彼女のレコードに録音される際に出版された
当時の楽譜などをENSEMBLE antiqueに12冊追加しました。
ここでは表紙とともに曲を一部合わせてみました。。。
『バラ色の人生』と二分する代表曲『愛の讃歌』(1949年出版)
アコーディオニストも良く弾く、『群衆』(1958年出版)
パリを恋い焦がれる恋人のように擬人化して歌う『パリ』(1949年出版)
場末の女とアコーディオン弾きが歌われる『アコーディオン弾き』(1945年出版)
歌詞の内容が描かれた表紙 『いつかの二人』(1956年出版)
そのほか『パダン・パダン』や『哀れなジャンの歌』etc.載せています。
ぜひご覧くださいませ♪。
20世紀初頭の女性たち(アンティーク楽譜)
フランス19世紀後半〜、アンティーク楽譜をカートにアップしました。
今回は女性たちが表紙に描かれた楽譜です。
19世紀の後半に雑誌の風刺画やポスターで活躍した
Gustave Donjean(1800-1899)のイラストが表紙の楽譜。
表紙イラストのクレリス(Clerice)は、19世紀末から
家族で楽譜の表紙やポスターなどを製作していた会社のサイン。
イラストを描いたHenri Armengol(1884-1944)は、
映画のポスターや挿絵を中心に活躍した人物。
ダミアがこの歌を歌っているものがありました。
なかでもポップな雰囲気のものは、
アメリカで流行していた曲のフランス出版の楽譜です。
『サウンド・オブ・ミュージック』や『王様と私』で有名な
リチャード・ロジャースの作品。
『ホワイト・クリスマス』が代表作の
アーヴィング・バーリンの作品。
1900年代のミュージカルブームの
フランスへの影響をうかがい知ることができますね。
表紙とともに奏でて、ベル・エポックの
古き良きパリを感じてみてはいかがでしょうか。
ショパンのアンティーク楽譜
ついに12月に入りました。今年も残り1ヵ月。
1日にできることなんて限られてますよね。
でもコツコツと精一杯、頑張っていきましょう!。
…ということで本日ENSEMBLE Antiqueのカートにショパンのアンティーク楽譜を掲載しました。
どれも経年感があり、1冊1冊趣き深い雰囲気を持っています。
ドイツのアンリ・リトルフ社から出版されたワルツ集です。
この出版社はもう今はないのですが、1940年にペータース出版社に合併されたかつての出版社です。
現在のペータース版では、この曲集に別に2曲プラスされています。
表紙にはエノック社のスタンプが押されているので、フランスで販売されたものになります。
こちらも今はもう無いパリの出版社"Samuel Lubin”から販売されていた《ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1》の100年ほど前の楽譜です。
「デルフィーヌ・ポトツカ伯爵夫人」に献呈され、《子犬のワルツ》の愛称で親しまれ人気の高い作品ですね。
こちらもパリの古い出版社による19世紀後半の楽譜です。
中間部の情熱的なパッセージと、主題の装飾的な美しい旋律のコントラストが感動的な作品です。
「夜想曲」のタイトルに合わせた表紙がきれいな楽譜です。
《子守歌 変ニ長調 作品57 / 軍隊ポロネーズ イ長調 作品40-1》
1902年にロンドンで出版された表紙の装飾が豪華で美しい楽譜です。
今週末開催の『関西蚤の市』にもいろいろと持っていきますので、直接ご覧になられたい方はぜひお越しくださいませ♪。
初版楽譜 ドビュッシー『おもちゃ箱』 1913年
今回は絵本のような楽譜たちをアップしましたが、ブログではじめにご紹介するのは、とても希少なドビュッシーの初版楽譜です。
ドビュッシーの愛娘エンマ(シュシュ)のために書いた作品では、1908年に出版された《子供の領分』が有名。
《おもちゃ箱》も同じくシュシュのために作品を書くことから始まります。
1913年に作曲が始まり、同年ピアノ版がアンドレ・エレの挿絵とともに出版されたオリジナルがこちらの楽譜。
エレのパステルで描いたような、ふんわりとした優しい絵が挿絵として12枚、扉表紙や目次等あわせて合計23枚が楽譜とともに収められています。
現在出版されているオフセット印刷の楽譜とは異なり、柔らかくそれぞれの色彩に温かみのある多色刷版画で刷られています。
ちなみにバレエとしては、戦争のためオーケストレーションが中断されてしまい、初演も中止され、結局1918年のドビュッシーの死後、弟子のアンドレ・カプレによって補筆され1919年にパリで初演されることになります。
また現在出版されている楽譜では、このバレエ初演以後に出版された奥付が採用されています。
女流作曲家セシル・シャミナードの古い楽譜
先日のショパンのに引き続き、ロマン派の古い楽譜のご紹介です。
今回はフランスの女性ピアノ奏者で作曲家のセシル・シャミナード(1857-1944)。
1975年以来ピアニストとして輝かしい活躍をしながら、数多くの歌曲や
ピアノ曲を作曲しました。
特にブルジョワのサロンで彼女の曲は人気を博し、それらの作風は
繊細で流麗ながらも、クープランやラモーののクラヴサン曲にも
通じるような軽妙さも併せ持っているように感じます。
そんな彼女の出版当時の楽譜を9点ご紹介しています。
《秋のセレナード op.55 no.4》 『6つのロマンティックな小品』より
可憐な花が描かれた楽譜表紙にも優雅さが伺えます。
コメディア・デッラルテの道化役「スカラムーシュ」が
タイトルの曲や、フランス語で女ピエロを意味する
「ピエレット」などの軽妙な作品の当時の楽譜などもご紹介しています。
シャンソンの楽譜。表紙デザインが当時の魅力を伝えてくれます。
今回はフレンチミュージックの王道「シャンソン」の楽譜です。
→Chansons de Paris
20世紀初頭の大衆文化といえば歓楽街モンマルトルのカフェやキャバレー、
ミュージックホール、ダンスホール。
当時歌われていた音楽が収録されています。
→《パリの悪戯っ子》
イヴ・モンタン若い!。
女優シモーヌ・シニョレと結婚した1951年に出版された楽譜。
1945年から〈エトワール〉の劇場に立ち始め、年々出演を重ねて人気を博した年でもあります。
→《愛し合う子どもたち》
→《枯れ葉》
イヴ・モンタンの俳優としてのデビュー作映画『夜の門』(1945年)。
このなかで彼が歌い主題歌として使われた《枯れ葉》[Les Feuilles mortes]と
《愛し合う子どもたち》[Les enfants qui s'aiment]も味わい深い楽譜です。
そのほかバルバラやジュリエット・グレコなどご紹介しています。
ぜひご覧くださいませ♪。
『ZAZ 2015 ジャパンツアー』に行ってきました。
15分前に行くと客席はすでに満員。
私は2階席最後列だったのですが、後ろには立ち見の人たちも何人かいました。
曲目は今年1月に発売されたCD「私のパリ」からシャンソンのカヴァー曲や
ジャズ・スタンダード、そして彼女のオリジナル曲”Les Passants” や"Je Veux"など
2時間たっぷりと歌ってくれました。
楽譜:《ザーズ:PARIS〜わたしのパリ》
ハスキーボイスで歌われる歌詞はもちろん、スキャットでのインプロもとてものびのびと
音楽する喜びを声と身体で目いっぱい表現していました。
ステージ前では観客みんな最初から総立ちで楽しんでいる人たちが見えます。
わくわくしたライブならではの高揚感に、シートで大人しく聞いてはいられません。
店主も立ち見の人たち加わってリズムに乗って楽しみました。
途中には、テロ事件への追悼のロウソクを灯し、みんなで黙祷。
そこでもZAZらしい、シンプルにポジティブなコメントで
さらに会場には一体感が増したような気がしました。
素晴らしい歌唱力のなかに、適当に音を端折って歌ったりするライブならではの
奔放さもあったり、バンドもかなりレベルが高くて観客を十分楽しませてくれた
ライブでした。
1980年生れの30代でこれほどの歌声を聴かせてくれるZAZ。
歳を経るごとにどのような音楽を聞かせてくれるのか、これからの変貌にも
期待の高まるアーティストだと思います。
当店ではZAZの現在出版されているZAZの楽譜集3冊をご紹介しています。
あなたも "Danas ma rue" や "Les Passants"、
ザーズ節の効いた "いつものパリ"、”シャンゼリゼ” を歌ってみませんか。
ぜひご利用くださいませ♪。
およそ100年前。『クリスマスの楽譜』。
気持ち的には早い気もしますが、 街に出るとチラホラと クリスマス関連のものが 出てくる時分となりましたね。 ということでENSEMBLEの カートにもクリスマスに 因んだものを掲載しました。 |
《Weihnachtsklange Christmas-Melodies》
《Weihnachtsglocken Campane di Natale》
この2冊は1900年ごろ出版されたドイツの楽譜。
クリスマスを祝う家族の微笑ましい情景が描かれていたり、
天使と鐘の音という聖なる日へのモチーフが素敵な表紙です。
なかの音楽も教会の鐘の音を模した音型や、アルペッジョなど華やかな
響きの作品で、クリスマスにぴったりです。
《カンティクル・ド・ノエル》
19世紀フランスの作曲家アドルフ・アダンの有名な聖歌です。
表紙のNoel(ノエル)の装飾文字が時祷書にあるような美しさを持った繊細な楽譜です。
《NOEL》
こちらは劇音楽で有名なフランスの作曲家シャルル・グノーの書いた
クリスマスのための歌曲です。
短い作品ながら、作曲家の熱い信仰心がうかがえる小品です。
そして、古さと煌びやかさがとても味のあるこちらの楽譜。
《6つのクリスマス・ソング》
金彩の下地に、銀彩の美しい装飾がなされた表紙の楽譜です。
活版印刷で刷られた文字が趣深い雰囲気を持っています。
曲は17世紀のPhilippe Bourdonneauなる人物によって書かれたもの。
1892年に限定版として225部刷られたなかの貴重な1冊です。
どれもそれぞれの味わいがあり、魅力があります。
さりげなくクリスマスを演出してみたり。
音楽をされている方への人とは違ったプレゼントとしてもお薦めの1冊です。
ぜひホームページでご覧下さいませ♪
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